【イタリア語】大過去形の使い方・作り方を徹底解説!近過去・半過去との違いもすっきり解決

「大過去(Trapassato prossimo)」と聞くと、なんだか難しそうに感じますよね。

ですが、仕組みはとてもシンプルです。

一言で言うと、大過去は「過去のある時点よりも、さらに前に起きたこと(過去の過去)」を表すときに使います。

この記事では、大過去の基本的なイメージから活用形(作り方)、よく使う例文までわかりやすく解説します!

この記事は 2020年 に公開しましたが、2026年 に内容を更新しました。

大過去形(Trapassato prossimo)とは?

大過去は、「ある過去の出来事」を基準にして、それよりも前にすでに完了していた出来事を表現します。

  • 近過去・半過去: 過去の出来事(例:昨日疲れていた)
  • 大過去: それより前の出来事(例:[その前に]たくさん働いたから)

例文でイメージしてみよう!

Ero stanco perché avevo lavorato molto. (たくさん働いたので、疲れていた。)

  • Ero stanco(疲れていた) = 過去の基準点(半過去)
  • avevo lavorato(働いた) = 疲れる「前」に完了したこと(大過去)

大過去形の作り方(動詞の活用)

大過去形は、「助動詞(avere / essere)の半過去形 + 過去分詞」で作ります。

基本動詞の活用表

動詞visitare(訪れる), ricevere(受け取る), partire(出発する)を例に見てみよう!

人称avere系:visitareavere系:ricevereessere系:partire
ioavevo visitatoavevo ricevutoero partito/a
tuavevi visitatoavevi ricevutoeri partito/a
lui/lei/Leiaveva visitatoaveva ricevutoera partito/a
noiavevamo visitatoavevamo ricevutoeravamo partiti/e
voiavevate visitatoavevate ricevutoeravate partiti/e
loroavevano visitatoavevano ricevutoerano partiti/e

※スマホ、タブレットで閲覧の方で、表示が切れてる場合は、上の表組部分を指で横に動かすと表示します。

☝️ ポイント

  • 過去分詞の語尾変化(-ato / -uto / -ito)は近過去と同じです。
  • essereを使う自動詞の場合、主語の性別・人数に合わせて過去分詞の語尾(-o, -a, -i, -e)を変化させる点に注意しましょう!
  • 大過去形の使い方・例文パターン

    大過去は、大きく分けて「接続詞を使った文(従属節)」と「単独・会話で使う文(独立節)」の2つのパターンでよく使われます。

    パターン①:接続詞を使った文(従属節)

    理由や時間の前後関係を表す接続詞(siccome, perché, che, dopo che など)と一緒に使います。

    1. 原因・理由を表す(siccome / perché)

    Siccome avevo dimenticato a casa il cellulare, non ho potuto telefonarti.

    (家に携帯電話を忘れてしまったので、電話ができなかった。)

    💡 解説

    「携帯を忘れた(大過去)」のが先で、「電話できなかった(近過去)」のが後です。

    ※理由の接続詞 perché を使う場合は文中に置きます。

    (例) Non ho potuto telefonarti perché avevo dimenticato a casa il cellulare.

    2. 関係代名詞 che で修飾する

    Ieri sera ho letto il libro che mi avevi consigliato il mese scorso.

    (昨夜、君が先月お勧めしてくれた本を読みました。)

    💡 解説

    「お勧めしてくれた(大過去)」のが先で、「読んだ(近過去)」のが後です。

    3. 「〜したあとで」を表す(dopo che / subito dopo che)

    Ho incontrato Stefania subito dopo che tu mi avevi parlato di lei.

    (君が彼女について話してくれた直後に、私はステファニアに会ったよ。)

    パターン②:会話や単独で使う文(独立節)

    接続詞を使わなくても、「過去の特定の時点」を前提とした会話や文脈で大過去が登場します。

    1. 記号(:や .)でつないで説明する

    Ieri sono stato alla Galleria degli Uffizi: non ci ero mai stato prima e mi è piaciuta moltissimo.

    (昨日ウフィツィ美術館に行きました。それまで一度も行ったことがなかったのですが、とても気に入りました。)

    💡 解説

    昨日行った(近過去)」という時点より前に「行ったことがなかった(大過去)」という意味になります。(ci = ウフィツィ美術館)

    2. 日常会話の相づち・返答

    A: Perché non prendi il treno, invece di venire in macchina? Così eviti il traffico…(車で来る代わりに、なんで電車で行かないの?そうすれば渋滞も避けられるのに…)

    B: È vero, non ci avevo pensato!(本当だ、全然考えついていなかったよ!)

    💡 解説

    「相手に言われるその瞬間まで、考えていなかった(大過去)」という意味で、日常会話で非常によく使われる定番フレーズです。(ci = 電車で行くこと)

    まとめ

    イタリア語の大過去形(Trapassato prossimo)のポイントを整理しましょう!

    • 作り方: 助動詞(avere / essere)の半過去形 + 過去分詞
    • 意味: 「過去のある時点」よりも前に起きたこと・完了したこと
    • 使いどころ: 理由・順序を表す接続詞(siccome, che, dopo che など)や、「それまで〜していなかった」と言いたい会話のシーン

    「過去のタイムラインの中で、どれが先に起きたか」を意識すると大過去形がスムーズに使えるようになります。ぜひ例文と一緒に覚えて使ってみようね!

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