イタリア語の会話の中で、よく耳にするdaiという単語は、さまざまな場面でよく使われます。知っているようでまだ知らないdaiの表現について深堀しましょう。
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daiは、間投詞(感動詞)
まず、文法用語、間投詞って何よ?ってところから始めると・・・
感嘆詞,感動詞とも呼ばれる。 話し手が,驚き,喜び,悲しみなどの感情を,直接表現するときに用いる単語。 日本語の「あっ」「やれやれ」などがそれにあたる。
引用元 : コトバンク
主に使われるdaiの表現は、励まし、勇気づけ、驚き、勧告、扇動などがあります。
動詞 dare(与える)とは違いますよ。
では、どういった感じで使われるか例を上げてみてみましょう。
励ましの表現
何か応援するときとか、慰めるときに使う。
例えば
Dai, tirati su !(ほら、元気出して!)
Dai, lascia perdere !(ねぇ、もう忘れよう!)
Dai che ce la fai !(さぁ、君ならできる!)
そのほか、スポーツチームを応援したり、競技やコンテスト参加者へエールを贈るときは、
Dai dai dai dai dai !(がんばれー、ワッショイ)ってなる。
勇気づけの表現
励ましとは別の意味で、日本語で言う「さぁ!」「よし!」っていう感じの表現です。
例えば、Come stai ? や Come va ?(元気?調子どう?)って相手に伺うと
Ma sì, dai. って返事が返ってくることがある。
おそらく、自分に気合を入れているんだと解釈。
他に例えば、ラジオ番組とか聞いていると、何かのテーマについて話し合い中に話が脱線して、元のテーマに戻すとき
Dai, andiamo avanti ! (さぁ、続けよう)とかよく耳にする。
また、バーでお茶しようとか、映画館へ行こうとか、どこかへ出かけようか?って提案したとき
Dai, andiamo !(よし、じゃ、行こうか!)ってよくある。
自分に気合いを入れるときは、
Dai dai dai dai dai !(よし、よし、よし、よし、よっしゃー!)ってなる。
驚きの表現
「ええ!」「マジで!?」とポジティブもネガティブもどちらもとれる表現です。
ポジティブな意味で言うと、「すごい!」「いいね!」
Ma Dai !
ネガティブな意味では例えば、その話聞いてなかったよ~信じられん!!ってな時は
Ma Daiiiiii ! と驚愕に表現します。
もちろん、ポジティブな意味でも
Ma Daiiiiii ! と驚愕に表現します。
こちらもご確認ください。
勧告の表現
何かして欲しいときに、
Daiiiii, ti prego ! (ねぇ、おねが~い!)とか
Dai, andiamo !(ねぇ、行こうよ~!)と勇気づけの表現とはまた違う意味になります。
または、何かしないようにするとき
Dai, non fare così!(コラ、やめなさい!)
といっても、なかなかやめてくれないときは
e dai !
や
もちろん、
Ma Daiiiiii !
と強調した表現もできます。
扇動の表現
煽り立てたり、せかしたりするときに使います。
例えば、時間制限あと3分、あと1分と刻一刻と迫っているときは、
Dai dai dai dai dai ! Veloce !(さぁ、さぁ、まいて、まいて、まいて!早く! )ってなる。
最後に
イタリア語の間投詞 dai について、もう理解できたね!
あとは、日常生活で活用すべし! Dai !