イタリア語学習にAudibleは効く?3つのツールを掛け合わせた効率的勉強法

イタリア語を聞く分には、細かいところまではとにかく、だいたい理解できる、だけど、どうも自らしゃべることができない、わかるけど思うようにしゃべれない、これ、私の永遠の悩みなんです。もともとおしゃべり好きキャラでもないし。

この記事は 2022年 に公開しましたが、2026年 に現在のイタリア語学習状況に合わせて内容を更新しました。

これ、わかるけどしゃべれないっていう人、意外と多いと思うんです。あるPodcastを聞いていたら、まさにその通りのことを言っていて、そこではオーディオブックを使って多読多聴することを勧めていました。当時、Amazonのオーディオブックサービス「Audible」が30日間無料で試せる期間中だったので、始めるのにちょうどよく実際に使ってみました。当時を振り返って、Audibleとそれ以外のものを併用して今でも使える方法と、イタリア在住者ならではのKindle購入体験談をお伝えします。

Audibleって何?

Audible とは、プロフェッショナルのナレーターによる朗読で、オーディオエンターテインメント・情報・教育関連のコンテンツを制作・配信しているAudible Inc. の通称であり、またそのサービスを言う。 本社はアメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアークにあり、自社の制作スタジオを持つ。
引用元: ウィキペディア

どの国でも「Audible」は使えると思いますが、私はイタリアサイトのAudibleを使っています。

イタリア語のオーディオブックなんて、現地にいないと手に入らないと思っていませんか? 実は日本のAudibleアプリ一つで、イタリアの最新小説や学習教材が聴き放題なんです。

以前より、イタリア語書籍が豊富に利用できるようになったようです。

日本のAudibleを使う

日本のAmazonに登録済みであれば、そのアカウントで利用できます。まだ登録していない初めての方は、Amazonアカウントを作成してからになります。

イタリア語書籍の探し方

特別な設定は不要で、検索後の「フィルタ」を使うだけです。

  • 検索窓に「イタリア語」または特定のタイトルを入れる。
  • 絞り込み(フィルタ)の「言語」で「イタリア語」にチェックを入れる。
  • これだけで、イタリア語で読み上げられる文学作品や実用書がずらっと出てきます。
Audible検索画面
1.ホーム画面の右上の検索アイコンをタップします。(出典: Audible)
Audible検索スペース画面
2.検索スペースに「イタリア語」と入力して、下部のキーボードの検索アイコンをタップします。(出典: Audible)
Audibleイタリア語検索結果画面
3.検索「イタリア語」結果画面の左上に「Filtra」もしくは「絞り込み(フィルタ)」があるのでタップします。(出典: Audible)
Audible言語選択画面
4.画面の後半に「言語」項目があり「イタリア語」を選択します。(出典: Audible)
Audible絞り込み検索結果画面
5.絞り込み検索画面(出典: Audible)

「聴き放題」対象にもイタリア語作品がある

月額1,500円のプレミアムプランなら、追加料金なしで聴けるイタリア語のオーディオブックも増えています。

  • 学習用: 『スピードラーニング イタリア語』や『キクタン』などの教材系。
  • ネイティブ向け: 難易度は高いですが、古典文学や現代の小説なども「聴き放題」に含まれていることがあります。

今なら3か月、月額99円で「聴き放題」

通常月額1,500円のプレミアムプランが、2026年5月12日火曜日までに申し込むと3か月間月額99円で「聞き放題」のキャンペーン実施中です!

この機会にAudible日本版を使ってみよう!

本気で学ぶなら「Audible.it(イタリア版)」という道もある

もし日本版のラインナップで満足できなくなった場合、イタリア版(audible.it)のアカウントを別途作ることも可能です。

  • メリット: イタリアで出版されているほぼすべてのオーディオブックが対象。
  • 方法: 日本のアプリから一度サインアウトし、マーケットプレイスを「Italy」に切り替えてサインインするだけ(※別途イタリア版の契約が必要)。

1か月聴き放題、月額9.99ユーロで、初めての方は初回30日間は、無料で試せます!

ネイティブ音声朗読の良さ

日本でも音声付きのイタリア語教材の本はありますが、Audibleは、有名な俳優さんやプロの声優さんのネイティブの音声だし、場合によっては、効果音やバックグラウンドミュージックがついているものもあるので楽しんで聞けるところがいいです。イタリア版は日本版にはないオーディオブックが数多くあると思います。

ネイティブの発音が聞けるので、自然と発音が身に付きます。

コピーイングして発音練習

1つのフレーズの区切りごとに停止ボタンを押して、ネイティブ音声朗読を真似する。

舞台俳優さんのように、セリフを覚えるつもりでやると楽しい(笑)

スピーキング能力がつく

プロの音声朗読を聞くと、イントネーションや抑揚、どのようにアクセントをつけるかがわかる。リスニング強化にもなるし、内容の理解も深まり、真似して音読することで、スピーキング能力もつく。

Amazon Kindleと併用する

使い始めた当時、私が思ったのは、オーディオブックだけだと、話の大枠は理解できても、正確なフレーズや文字のスペルなど細かいところまで理解できない。。真似しようと思っても、文字を見て読まないとわからない。そこで、思いついたのでが、kindleと併用すれば、文字がわかるし、kindleタブレットがなくても、スマホのアプリで使える。

ただ、日本のkindleアプリだと、Audibleにあるイタリア語音声朗読の洋書が見つからなかったので、アメリカのkindleアプリをダウンロードし直しました。

日本のKindleでも、稀に洋書がみつかる場合はありますよ

Kindle Cloud Readerを使う

スマホにAudibleアプリをダウンロードして音声朗読を聞きながら、最初はスマホのkindleアプリを使ってみました。活字を見ながら音声朗読をただ聞くだけならいいんですけど、上手い具合にコピーイング発音練習ができないです。

印刷する方法があればと思って、検索していたところ、Kindle Cloud Readerという存在を知りました。kindle専用タブレットでなくても、Amazon会員ならパソコンで利用できる。

Amazon.itのKindle Cloud Readerを使ってます。

スマホのAudibleアプリで音声朗読を聞きながら、パソコンでKindle Cloud Readerを使うと、音声を止めたいタイミングで止められるし、巻き戻しも簡単にできるので、わからないところは何度でも聞いて発音練習ができます。

参考までに、Amazon.itのKindle Cloud Readerのリンクを貼っておきます。

実際の本と併用する

当初、Kindleを併用して使っていましたが、見つけるのに苦労しました。あと、個人的にデジタルデータを見続けると目が疲れて、紙の本で併用しました。分からない単語などノートに書き写すのが面倒で、プリンターで印刷してノート代わりに使ってました(笑)。直接本に線を引いたりすのは気が引けますが、印刷したものなら好き放題です。このやり方が一番自分なりにしっくりしました。

ペーパーレス時代ですが、紙の本の感触の良さやブルーライトで目が痛くならない(…老眼だとあまり大差ない?)

AIを活用することも

今なら、AIを使って音声データから文字起こしができるようです。本を買う手間も省ける分、節約もできます。やり方次第で、Audibleで聴き取れなかったフレーズをAIに解説してもらうこともできるので、AIと組み合わせるとさらに面白くなりそうです。

GoogleのGeminiの使い方はこちらの記事で簡単に説明しています。

【イタリア在住者向け】日本のAudible・kindleの使い方

ちなみに、イタリア在住の方や留学中の方でも、マーケットプレイスを『日本』に設定すれば、日本語のオーディオブックや日本のイタリア語教材で学ぶことができます。現地にいても日本語でリラックスしたい時や、日本語の解説でイタリア語を深く理解したい時に重宝しますよ。

ただし、設定やアカウントの仕組みに少しだけ「コツ」があります。

日本のAmazonアカウントがあればOK

イタリアにいても、日本のAmazon.co.jpのアカウントでサインインすれば、日本のラインナップ(日本語の書籍や、日本版が配信しているイタリア語教材)を聴くことができます。

アプリ内での「マーケットプレイス」切り替え

イタリア在住者がスマホアプリで聴く場合、ここが一番のつまずきポイントです。

  • アプリのサインイン画面下部にある「マーケットプレイス」を「Audible.co.jp (日本)」に設定する必要があります。
  • ここが「Audible.it (イタリア)」になっていると、日本のライブラリが表示されません。
Audibleアプリ画面
1.アプリ画面の下部のマーケットプレイスをタップして(出典: Audible)
Audibleアプリ言語選択画面
2.マーケットプレイスを「日本」に変更します。(出典: Audible)

支払い方法の注意点

日本のAudible・kindleを契約し続けるには、日本のクレジットカード、または海外利用可能なカードが必要です。

以前は、ユーロのクレジットカードは使えました。しかし、数年前に急に使えなくなったんです。kindle本を購入しようとした時でした。えー!?って思いました。日本のクレジットカード持ってないし、今まで使えてたのに何で?困ったなぁって。別でRevolutの口座アカウントを持っていて、試しに、インスタントデビットカードを使ってみたら問題なく事が済みました。

なぜ「ユーロのカード」が突然使えなくなったのか?

調べてみると、実は多くの海外在住者が直面している問題のようです。

  • デジタルコンテンツの「居住国制限」の厳格化
    Kindle本やAudibleなどのデジタルコンテンツは、著作権の関係で「販売国に住んでいる人」にしか売れない仕組みになっています。以前はカードの住所が海外でも「おまけ」で通っていましたが、数年前からGoogleやAmazonが「海外発行カード=海外居住者」と厳密に判定し、ブロックする動きが強まりました。
  • 3Dセキュア(本人認証)の不一致
    欧州(イタリア)のカードは現在、不正利用防止のために非常に厳しい本人認証を求めます。日本のAmazonの決済システムと、イタリアの銀行の認証システムがうまく噛み合わず、決済エラーとして跳ね返されるケースが増えています。

「海外利用可能なカード」とは具体的に何か?

物理的な意味: VISAやMastercardなど、世界中で決済できる国際ブランドのカード。

今回の解決策としての意味: 「日本のAmazonに海外居住者だと疑われないカード」。 具体的には、「Wise(ワイズ)」や「Revolut(レボリュート)」といった次世代型のデビットカードが、海外在住者の間で「最強の解決策」として使われています。

なぜWiseやRevolutがいいのか?

  • マルチカレンシー対応: ユーロをアプリ内で「日本円」に両替して保持できます。
  • 決済が通りやすい: これらのカードはオンライン決済に特化しており、日本のAmazonでも「海外カード」として弾かれにくい傾向があります。

なぜ「Revolut」は使えたのか?

理由は、「BINコード(発行国識別番号)」にあります。

  • Revolutのカードの中には、システム上で「日本発行」や「英国発行」など、ユーロ圏以外の属性を持つ番号が混ざることがあります。
  • これにより、Amazonのシステムが「あ、これは日本のカードだ(=日本居住者だ)」と誤認して通してくれていた可能性が高いです。

なぜ、急に使えなくなったのか?

Amazonが、「カードの発行国」だけでなく「IPアドレス(ネットの接続場所)」を厳格にチェックし始めたからです。

  • 判定ロジックの変化: 「日本の住所+海外カード」までは許容していたのが、「日本の住所+海外カード+イタリアのネット環境」の組み合わせを「アウト」と判定するようにアップデートされたと考えられます。

もし、私と同じような事があった場合は、これを試してください。

今すぐ試せる「Kindle購入」の復活方法

カードを新しく作る前に、以下の手順を試してみてください。これで解決することが多いようです。

Amazonの「コンテンツと端末の管理」を見直す

Amazon.co.jpの「設定」から、居住国が「日本」になっており、かつ日本の住所(実家など)が登録されているか確認してください。ここがイタリアになっていると、カードの種類に関わらずKindle本は買えません。

Amazonギフト券をチャージする(一番確実!)

もしクレジットカードが弾かれるなら、「自分のアカウントにギフト券をチャージして、その残高で買う」のが最もトラブルの少ない方法のようです。

  1. 日本のAmazonで「Amazonギフトカード(チャージタイプ)」を自分宛に買う。
  2. この購入時だけ、今使えるユーロのカード(デビットカードなど)を試す。
  3. 一度チャージしてしまえば、Kindle本を買う際に個別のカード認証が不要になるため、スムーズに購入できます。(ギフト券の購入は、本の購入に比べてチェックが緩いことが多いため、これが一番確実です。)

⚠️注意

Audibleの場合は、ギフト券ではなく海外利用可能なクレジットカードかデビットカードのみです。請求先住所を聞かれるので、日本の住所を選択するのが無難です。

では、私が実際に使ってみた洋書を紹介します。

私が選んだ5つのAudible

音声朗読と洋書の内容が一致するものが、なかなかなかったんですけど、そんな中から5つ選んでみました。日本からでも利用できるものがあるので参考にしてください。

Il gatto con gli stivagli

「長靴をはいた猫」です。フランスの詩人、シャルル・ペローが書いた童話ですね。子どもの頃、絵本や映画やアニメなどで見聞きしていると思います。音声朗読と洋書の内容は、ほぼ一致しています。短編な話なので、取っ掛かりにはいいと思います。ただ、イタリア語文法はレベルB2以上だと思います。

Le avventure di Pinocchio

こちらも、よくご存じだと思うけど、イタリア人作家カルロ・コッローディの児童文学作品「ピノキオの冒険」です。長編ですが、絵本や映画などで見聞きしているのでわかりやすいと思います。レベルはB2以上。日本とイタリアのKindleどちらとも無料で閲覧できるようです!

Storie della buonanotte per bambine ribelli 1

世界36か国で発売され、原文は英語でイタリア語翻訳された本です。6歳以上を対象にした子どもはもちろん大人も読める本です。童話と違って、実在人物100人の女性のエピソードを1人見開き1ページで要約された短編集で、読書・活字嫌いの私でも、飽きずに読めます。しかも、Audibleの声は、イタリアの有名女優さんや歌手の方が朗読しているので、退屈せず楽しいし、聞きやすいです。

Storie della buonanotte per bambine ribelli 2

上記と同じシリーズ2作目です。この本は、シリーズ化で出版されていて、気に入ったので紙の本を1~3まで購入しました。Audibleの声は1と2と同じ人たちで、とてもよかったんですが、シリーズ3から声の人たちが変わってしまって、残念な気持ちになりました。が、1日1エピソードで継続してました。継続できた理由は、タイトルからわかるように自分の夢をもった「反抗的な少女たち」が困難を乗り越えて勝ち取った本当にあった物語なので、重ねてモチベーション維持できました。

Delitto al mercato dei fiori di Tokyo

小説家、東野圭吾さん作の「夢幻花」のイタリア語翻訳されたものです。

イタリア人の夫の同僚が、日本人の私へと貸し出し提供してくれました。きっと夫の同僚は、推理小説で日本の作家が書いた本だから興味があるだろうと貸し出してくれたんだと思います。読書が苦手な私なんで、日本の原作本も読んだことないんですが(汗)、Audibleなしで途中まで読みました。これを機に併用して読破したい一冊ということで、貼っておきます。

最後に

読書嫌いにとって、Audibleは、いい教材ですよ。ああ、もちろん語学の教材にも!聴いて、読んで、声出して、音読することで、記憶に定着しやすくなります。

本の好みなど個人差はあると思いますが、モチベーションが上がる自分に合った本が見つかればさらに効率よくなるでしょう。

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