【イタリア語】所有格をマスター!定冠詞を「付けるとき・付けないとき」のルールを徹底解説

イタリア語の所有格(私の、君の…)、いざ使おうとすると「冠詞は必要?」「語尾はどっち?」と混乱してしまいませんか?

今回は、基本の形から、間違いやすい「親族名詞」のルール、さらに一歩進んだ「proprio / altrui」の使い方まで、スッキリ整理しておさらいしましょう!

この記事は 2020年 に公開した記事ですが、内容を 2026年 現在のイタリア語学習状況に合わせて更新しました。

所有格の基本フォーム

所有格は「誰のものか」を示します。イタリア語のポイントは、「所有主」ではなく「修飾する名詞(物)」の性・数に一致させることです。

例えば、

La tua camicia è celeste.

君のシャツは淡青色だ。

La tuaは、tu(君)はシャツの所有者で、la camincia(シャツ)はtu(君)に属している。つまり、君のもの。

所有格一覧表(基本形)

イタリア語では、所有格の前に定冠詞を置くのが基本のスタイルです。

人称男性単数女性単数男性複数女性複数
私(io)il miola miai mieile mie
君(tu)il tuola tuai tuoile tue
彼/彼女(lui/lei)il suola suai suoile sue
あなた(Lei/敬称)il Suola Suai Suoile Sue
私たち(noi)il nostrola nostrai nostrile nostre
君たち(voi)il vostrola vostrai vostrile vostre
彼ら(loro)il lorola loroi lorole loro

※スマホ、タブレットで閲覧の方は、上の表組部分を指で横に動かすと表示します。

💡ワンポイントアドバイス

  • 敬称の Lei: 手紙などのフォーマルな場では、敬意を表すために頭文字を大文字のSにします。
  • loro: 常に形が変わらない不変の形です。
  • 敬称 Lei のポイント

    敬称の Lei を使う場合は以下の2点に注意すると、より「イタリア語らしい」正しい表現になります。

    1. 大文字で始める: 書き言葉では、通常の「彼・彼女の(suo)」と区別するために、頭文字を大文字にして Suo / Sua と書きます。
    2. 定冠詞を忘れない: 敬称の場合は、相手への敬意を含んだ特定の対象を指すニュアンスが強いため、定冠詞をセットにするのが一般的です。

    例:

    • Ho ricevuto il Suo pacco.(あなたのお荷物を受け取りました)
    • Mi piace molto la Sua idea.(あなたのアイデアはとても素敵ですね)

    所有形容詞と所有代名詞

    イタリア語では、基本的に「定冠詞 + 所有格 + 名詞」のセットで使います。

    所有形容詞(名詞がある場合)

    名詞の前に置いて、その持ち主を説明します。

    • il mio orologio(私の時計)
    • la tua bicicletta(君の自転車)
    • la nostra scuola(私たちの学校)

    定冠詞+所有形容詞+名詞の形式が基本

    例で言うと、il(定冠詞)mio(所有形容詞)orologio(名詞)

    所有代名詞(名詞がない場合)

    文脈から何のことか分かる場合、名詞を省略して「私のもの」という意味で使います。

    • Quest’ombrello è di Marco. Invece questo è il mio.
      (この傘はマルコのだ。一方、これは私の(もの)だ。)

     重要!定冠詞を「付けない」例外ルール

    ここが一番の落とし穴です。「親族名詞の単数形」には定冠詞を付けません。

    ルール比較表

    カテゴリ冠詞の有無例文
    一般の名詞○ 有りil mio lavoro / le tue idee
    親族名詞(単数)× 無しmia sorella / vostro padre
    親族名詞(複数)○ 有りle mie sorelle / i suoi zii
    loro(彼らの)○ 有りil loro zio / le loro sorelle

    ※スマホ、タブレットで閲覧の方は、上の表組部分を指で横に動かすと表示します。

    補足:親族名詞の場合

    敬称であっても「親族名詞の単数形」の場合は、他の人称と同様に冠詞が脱落することがあります。

    • Come sta Sua moglie?(奥様はお元気ですか?)

     「自分の」「他人の」を表す便利な表現

    一歩上の表現として、「proprio」と「altrui」をマスターしましょう。

    Proprio(自分の)

    3人称(suo/loro)の代わりに使い、「主語自身のもの」であることを強調したり、意味の混同を避けたりする場合に使います。

    • Simone è uscito con la propria bicicletta.
      (シモーネは自分の(自身の)自転車で出かけた。)
    • Ognuno deve dire la propria opinione.
      (誰もが自分の意見を言うべきだ。)

    Altrui(他人の)

    「他の誰かの」という意味で、常に名詞の後に置かれます。形が変わらない不変形容詞です。

    • Non si toccano le cose altrui.
      (他人の物に触れてはいけない。)
    • Bisogna rispettare le opinioni altrui.
      (他人の意見を尊重する必要がある。)

    まとめ:これだけはチェック!

    1. 基本は「定冠詞 + 所有格 + 名詞」
    2. 親族の単数形(mia madre, tuo fratelloなど)は冠詞抜き
    3. ただし、loro がつく時と、親族が複数形の時は冠詞が必要
    4. フォーマルな Suo は大文字で書く。

    理解度チェック!3択クイズ

    【クイズ】正しい所有格の使い方はどれ?

    所有格の使い分けルールの理解度を深めるために、3択クイズを用意しました。質問は4つです。

    1 / 4

    第1問:基本の形
    「私の本」をイタリア語で正しく言うと?(本:libro は男性単数名詞)

    2 / 4

    第2問:親族名詞の例外
    「君の妹(単数)」をイタリア語で言うと?(妹:sorella は女性単数名詞)

    3 / 4

    第3問:loro(彼らの)の特殊ルール
    「彼らのお母さん(単数)」をイタリア語で言うと?(母:mamma は女性単数名詞)

    4 / 4

    第4問:応用編(proprio)
    「マッテオは自分の(自身の)本をプレゼントした」の空欄に入るのは?
    "Matteo ha regalato il (   ) libro."

    あなたのスコアは

    平均スコアは 100%

    0%

    こちらもご確認ください。
    \この記事をシェアする/